安中千絵の食ブログ

You are what you Eat

Archive for the ‘エンターテインメント’


◆フカヒレとクジラ

映画「オーシャンズ」観に行ってきました。まだ観ていない方は、写真の下の文はネタバレありなので、ご注意ください。

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「フカヒレとかクジラとか食べる東アジアの人って残酷!!」

と、他地域の人に思われるだろうなー、とご覧になった方々は思われたのではないでしょうか。私は「なんて残酷!もう食べない」とは思わないのだけど、享楽的な食というものを見直す時期に来ているという思いはあります。
動物が生きていく上で、他の生き物の命を犠牲してゆくのは常ですが、人間の場合はもはや行き過ぎなのは否めない事実。人間の生み出してきた文化や芸術は、素晴らしく価値のあるものだと思うけれど、少し角度を変えて行くべきでしょう。

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享楽的な食、食文化をリードしてきた存在ともいえる、雑誌「Gourmet」が、去年休刊になりました。私が同誌を初めて買ったのは高校生の時。見たこともない料理がたくさん載っていて、夢中でながめていました。上の写真は、私が買った最後の「Gourmet」誌になってしまいました。寂しく思う面もありますが、人の食文化はまた新しいステージに向かっているのだと思います。

◆こまねこちゃん

クリスマスカード、非常に罪つくりなカードを送ってきたお友達がひとり…。

だってだって、こんなの↓を送って来たんです!!

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「惚れてまうやろーーっ!」

という、お笑いの決め台詞が見た瞬間頭をこだま。惚れてしまいそうどころか、瞬殺で一目惚れです。なになに?こまねこって何?
私が知らなかっただけで、随分前から日本に生息していたんですね!涙ぐみそうなくらい可愛い。更に、なんと23日~25日まで、「こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~」が京都みなみ会館で上映とのこと。何をおいても行かねば! で、昨日行ってきました。

こまねこちゃん、何もかも可愛いのだけど、やはり食べものが気になる。昨日の上映では、「はじめのいっぽ」「こまねこのクリスマス」が上映されました。

「はじめのいっぽ」に出てくる食べもの
コーヒー
ドーナッツ3つ(チョコレート・チョコグレーズド・シュガーグレーズド?)

「こまねこのクリスマス」に出てくる食べもの
コーヒー
サンドイッチ(ハムときゅうり?)
いちごのショートケーキ

こまねこちゃんはコーヒー党の模様。「クリスマス」の方では、お出掛けの際、コーヒーをつめたポットとサンドイッチを持ってお出掛けしてます。
どこかで見たような…、と今年一番頭をひねって考えたところ、絵本の「さむがりやのサンタ」で、サンタがやっぱりコーヒーポットとサンドイッチを持って出掛るシーンがあったような。あの絵本も本当に食べものが美味しそうに描かれているんですよね。どちらも実際のコーヒーとサンドイッチより、ずっと美味しそうに魅力的に表現されていると思います。

そして、もちろん今日の我家のランチはサンドイッチとコーヒーです。

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◆ファイティング・シェフ

A先生にお誘いいただいて、観たいな~と思っていた映画「ファイティング・シェフ」を観てきました。京都では21日~京都シネマで公開中です。この映画は、2年に1度行われるフランス料理のコンクール「ボキューズ・ドール」で上位入賞を目指す、スペイン代表シェフのドキュメンタリーです。

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私は、料理など芸術性が求められる分野では、competitiveなことはあまり向かないのではないかという思いを持っているのですが、この映画は、何だか素晴らしいスポーツを観戦した後のような爽快感があり心を動かされました。
スペイン代表シェフの「もう限界だと思っても、またその先がある」といったような言葉は、何かに真剣に打ち込んでいる人だけが得られる実感でしょう。どんどんプレゼンテーションが上手になっていく様子なども、見ていて楽しく、実際の大会を見に行ってみたいと思いました。料理に興味がある方にも、無い方にもどちらにもおすすめの映画です。

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すっかりフランス料理気分になったお昼は、京都シネマの入っているCOCON烏丸1Fにあるオー・バカナルでスープランチ。

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これはクロックムッシュ。トーストの大きさそのままに出てくるのも、豪快で、食欲をそそって良いですね。そういえば昔、コルドンブルーに通っていた頃、代官山の駅のそばのカフェ(というか喫茶店)のクロックムッシュがホワイトソースたっぷりで美味しく、足繁く食べに行っていました。お店の名前が思い出せないのですが、まだあるかな?今度代官山に出掛けたら探してみたいと思います。

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そして夜は、素晴らしいものをご馳走になってしまいました♪♪
京都ホテルオークラの桃李で素敵な夕べ。
2004年のMoulin-à-vent。少し熟したガメイ美味しかった~。

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うふふふふふ~。ふかひれです♪

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うつわが、固形ロウであたためられるタイプなので、フツフツと温められたふかひれがいただけます。

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若鶏のパリっと揚げ。甜麺醤と白髪ネギと合わせていただきます。この鶏、非常にうま味があって美味しかったです。

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たけのことしいたけの煮物。味が濃すぎず塩加減が丁度良い塩梅です。

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ビーフン。「食べる辣油」というのをかけていただきました。

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こちらは「究極の杏仁豆腐」。濃厚な杏仁豆腐に、バジルシードのアクセントが効いています。やっぱりオークラの中華は美味しいですね。東京とは違う京都オリジナルメニューもあるそうです。また伺いたいと思います。ご馳走様でした!

楽しい1日でした。毎日こういう日だといいのにな~♪

◆未来の食卓

東京で、絶対見ようと思っていた映画、「未来の食卓」を観てきました。これはフランスのある小さな村の、「小学校の給食と、高齢者の宅配弁当をオーガニックにする」という試みを追ったドキュメンタリー映画です。食育や味覚教育といった方面で興味があって観に行ったのですが、内容的には農薬や除草剤の被害にフォーカスされたもので、非常に考えさせられるものでした。

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映画の中で、農薬の健康被害に警告を発する研究者が、「エビデンスはあるのか?」という質問に、「エビデンスなど悠長なことを言っている場合ではない。現実をみなければならない」と答えていたのが非常に印象的でした。
確かに疫学的エビデンスなどと言っていたら、間に合いません。20年後に「○○の農薬散布は白血病の主要原因」などと言われてもどうにもなりませんから。

農薬・除草剤、日本は世界でも使用量トップクラスです。ただ、農薬類は作物によっても使用薬剤、使用量が異なるので、単純に使用量の合算では比べられないですし、日本は残留農薬に関しては厳しい基準を設けているので、「世界一レベル、あわわわー」と単純に思わない方が良いとは思います。それでもやはり農薬・除草剤の被害というものを、私たちももっと積極的に考えていかないとならないのは確か。日本は全く農薬による健康被害・影響はありませんということはないでしょうから。

私は以前、地域間健康格差についての研究をしていたのですが、農薬散布というくくりでものを考えておらず、これを統計にかける際考慮しなかったのですが、もしかしたら農薬散布地域とそうでない地域の疾病構造には差があるかも知れませんね。

「農薬を使わないと作物が出来ない」という発想から、「どうやったら農薬を使わない農業が実現できるか」「できることからやってみよう」というように、考えを国全体で変えていくべきでしょう。

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私自身の農薬類に対する姿勢は、「恐れすぎず、安心しすぎない」です。自宅での料理に使う野菜は、できる範囲でオーガニックにしていますが、果物や、豆腐など加工されてしまっているもの、外食に関してはそこまで求めません。外国の作物に関してはポストハーベスト(収穫後に使う農薬)が気になるので、扱いや量には気を付ける、といった程度です。日本はそもそもオーガニック製品が少ないので、できることも限られていますし。

こちらの2007年の統計をみてみると、
オーガニック作物の作付け面積が一番大きいのは、オーストラリア。オーガニック農地/全農地面積の割合いが高いのは、リヒテンシュタイン(約30%)、オーストリア(13%)、スイス(11%)あたりの比較的冷涼な地域のようですね。
ちなみにフランスは1.92%、日本は0.14%となっています。

0.14%の農家の方を微力ながら応援してゆければと思っています。

映画『未来の食卓』

◆本とイモ虫

冷え込んで来ましたね。京都は昨日初雪がちらりと降りました。
寒い日は暖かい部屋で読書。
先日、お友達に「食べるのが好きなの?料理が好きなの?」と聞かれたのですが、もちろんどちらも好きなのだけど、私は「食べもの」自体が大好きなんですよ。だから食べられなくても、食べものを模した置物とか絵、本の中の描写も食べることと同じくらい、もしかしたらそれ以上に好きなんです。なので、食べものの描写が素敵な本やマンガなども積極的に集めています。

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最近見つけた素敵な本はこれ。「バナナは皮を食う」。

素晴らしい題名ですよね。もう題名だけでジャケ買いです。「暮らしの手帖」の昭和の「食」のベストエッセイ集で、壇ふみさんの選によるもの。ちょっと拾い読みしただけでもクラクラくるほど魅惑的なエッセイがあふれていて、読むのがもったいないような、宝石箱のような本です。

こういう大切にしたい本を読むときは、私の宝物、イモ虫くんの出番です。

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銀製のしおりで、本に本の虫がついているんです。自分のものだけど、いつ見ても可愛いーーーー。可愛いんだけど、大問題があって、ページに挟み込むクリップ部分のエッジが鋭角で、ページが傷むんですよね…。なので、普通のしおりのように挟んで使っています。しかも頭が重くてすぐ落ちるので、家で読む本以外には使えません。でも可愛いからそんなことは全然問題無し!ちなみにロンドンのMappin & Webbで出会いました。

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顔も超キュートだニョロ。

食べものには及びませんが、昆虫・イモ虫の意匠も大好き(本物も平気)。
先日アメリカで、面白いワームグミを見つけました。

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ピンセットで挟むと発光する虫グミ。

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中に入っているのはイチゴとレモン味の、思ったより短いワームグミ。
(パッケージと違ってちょっと不満)

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付属のピンセットでつまむと、ピカーーーーーーン☆

これ、買ったときから不思議で(パッケージの説明を読まずに購入)、グミに発光体が仕込んであるのかな?とか思っていたんですけど、もちろんそんな訳はなくて、単にピンセットの中に電球が入っているですよ。

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◆Flirtini-Sex and the City

f1.jpgSex and the City観てきました。SATCの放映時がスウェーデンに住んでいた頃とかぶるのと、Season6放映時が、ちょうど一時的にアメリカに住んでいた頃なので、思い出深いドラマです。
私はドラマや映画、本などどれをみても、まず気になるのは中に出てくる食べものなのですが、SATCはNYで当時流行っていた食べものが出てきて、それがとても楽しみでした。SATC発信で何といっても一番有名になったのは、カクテルのコスモポリタン。ウオッカベースに、コアントロー、クランベリージュースとライムジュースを加えた、ピンク色のカクテル。我ながらミーハーだなあ、と思いながらも美味しいカクテルなので、しばしば各地で飲んでいました。当時はどこの国でも「はいはいSATCのやつね(苦笑)」みたいな感じでオーダーするのが相当恥ずかしかったけど、今はすっかり定着しましたね。
が!しかし! コスモより断然オススメのカクテルがSATCには出てきているんです! 何故か全然定着しませんでしたけど。それはFlirtini(フロルティーニ?フロティーニ?)。flirt+Martini=Flirtini。名前の通りパンチのあるカクテル。f2.jpgf3.jpg
ドラマではseason3の最終回、アパートの屋上でのBBQシーンに出てきます。
レシピはウオッカ・シャンパーニュ・パイナップルジュースを、1:2:2でステア。
ポイントは、パイナップルジュースは絶対フレッシュジュースを使うこと!
シャンパーニュはそこそこのもので充分。あと、この場合ウオッカは断然ABSOLUTがお勧め。ウオッカはFinlandia派と前に書きましたが、カクテルにする場合(除:マティーニ)はABSOLUTがクセがなくてお勧め。SATCではSKYYがよく出てきますが、Flirtiniには是非ABSOLUTを!
ところで、今回映画にはあまり気になる食べものは出てきませんでした。印象的な小道具として使われていたのは、寿司とカップヌードルかな。